はじめに:このコラムの位置づけ
このコラムは、「ゆめぴりか/ななつぼし…」といった品種ごとの詳しい比較を目的にしたものではありません。
本州の方に向けて、まずは「北海道米って、どんな良さがあるの?」「どれを選べば失敗しにくい?」という入口を、できるだけシンプルにまとめます。
北海道米(北海道のお米)を選ぶメリットは?
1)「北海道米=おいしくない」は過去の話になりつつあります
北海道では、北海道米の品質が向上していること、そして食味ランキングでの評価(ななつぼし・ゆめぴりか等)が継続して高いことが、公的サイト内でも紹介されています。北海道庁(北海道)「北海道米食率向上戦略会議」:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/kome/senryakukaigi.html
なお、食味ランキングそのものは民間機関の評価ですが、北海道としての取組みや実績がまとまっている点で、上記ページは参考にしやすいと思います。
2)「好みに合わせて選べる幅」が広い(まずは“食感”で選ぶのが簡単です)
北海道米は一言でいうと、ひとつの味に寄っているというより、粘り・やわらかさ・あっさり感など、好みに合わせて選びやすいのが魅力です。
最初は品種名で覚えるよりも、次のように「食感の好み」から入ると、ミスマッチが減ります。
- もちもち・甘み寄りが好き:まずは“しっかり食感”の系統を選ぶ
- あっさり・毎日食べたい:まずは“バランス型”を選ぶ
- お弁当・おにぎり中心:冷めたときの食感も含めて相性を見ていく
品種ごとの詳しい特徴は別のコラムや固定ページでご紹介し、このページでは「選び方の入口」に絞ります。
3)「家庭の炊飯器で安定させやすい」ための前提が整っている
お米の炊き上がりは、計量や水加減、炊飯器の目盛りの使い方など、基本の積み重ねで安定します。農林水産省の解説でも、家庭用炊飯器では付属カップ(180mL)と内釜の水位線(目盛り)を前提にしていることが整理されています。農林水産省「米の調理特性」:https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/okome_summary/02/charact_eristic_01.html
北海道米に限った話ではありませんが、「家庭で再現性を作りやすい」ことは、日々の満足度に直結します。
また、弊社でもご紹介しているので、是非ご家庭での炊飯器による炊き方もご参考にいただけると幸いです。
代表的な北海道米(まずはこの4品種から)
ここでは、名前を聞く機会が多い4品種を、入口として短くご紹介します(詳しい比較は別ページで扱います)。
- ゆめぴりか:しっかりした粘りや甘みを好む方が、最初に手に取る候補に入りやすい品種です。
- ななつぼし:粘りとあっさり感のバランス型として、毎日の主食用に選ばれやすい品種です。
- おぼろづき:やわらかさや粘り寄りの食感が好きな方が、候補に入れやすい品種です。
- ふっくりんこ:ふっくらした食感の方向性が好きな方が、選択肢に入れやすい品種です。
本州の方向け:北海道米の選び方(最初の1袋で迷わない)
1)まずは「用途」を決める(毎日の主食/お弁当/丼もの)
用途が決まると、選ぶ基準が一気にラクになります。
- 毎日の主食:バランス型を選び、炊飯を安定させる
- お弁当・おにぎり:冷めた時の食感も含めて、好みの方向で選ぶ
- 丼もの・カレー:おかずの強さに負けない粒感を重視して選ぶ
2)次に「食感の好み」(もちもち/あっさり)を決める
北海道米は“毎日系”も“ごちそう系”も選択肢があるので、好みを先に決めるのが効率的です。
3)最後に「精米度・鮮度」で損をしない
せっかく良いお米でも、保管や時間経過で印象が変わることがあります。
最初の1袋は、食べ切れる量で、日常のペースに合わせた買い方にしておくのが安心です。
よくある誤解
誤解1:北海道米は“寒いから硬い”?
実際の炊き上がりは、品種だけでなく、計量・水加減・浸水(必要なら)など家庭側の条件でも変わります。まずは炊飯器の目盛りで炊いて、好みに合わせて微調整するほうが早いです。
誤解2:高い=正解、安い=不正解?
価格だけで決めるとミスマッチが起きやすいので、用途と好み(食感)で選ぶのがおすすめです。
北海道米を“おいしく感じやすくする”家庭側のコツ
やることを増やしすぎず、まずは基本だけで十分です。
- 計量は「すりきり」でそろえる
- 水加減は「炊飯器の目盛り」を基準にする
- 炊けたら早めにほぐす
炊飯の手順を一度整理したい方は、農林水産省が公開している資料「おいしい『ごはん』の炊き方(炊飯器編)①」も工程が分かりやすいです:https://www.maff.go.jp/kinki/kikaku/jikyuritu/attach/pdf/pt_asagohan-4.pdf
まとめ:北海道米は「好みに合わせて選びやすい」ことが強みです
- 北海道米の品質向上や取組みは公的サイトでも紹介されており、以前のイメージだけで判断するのはもったいないです
- 最初は「用途」と「食感の好み」で選ぶと、失敗が減ります
- ぜひ、ご家庭の食卓に合う北海道米を見つけてみてください

