精米工程の流れ|品質管理を徹底した精米工場の全14ステップ

受注後精米だから鮮度が違う。糧とくの精米工場が玄米受け入れから出荷まで全14ステップを公開。石抜き2回・色彩選別・2段階金属検出で品質管理。業務用米の安定供給体制。

お米の美味しさは、品種や産地はもちろんですが、精米工程によっても大きく左右されます。玄米の受け入れから精米、異物除去、出荷までの精米工程が、白米の品質と鮮度を決定します。糧とくは2001年の創業以来、北海道の契約農家から仕入れた玄米を自社精米設備で一貫加工。飲食店・小売業者の皆様に、搗きたての美味しいお米をお届けしています。


糧とくの3つのこだわり

  • 受注後精米 — 原則として、ご注文いただいてから精米します。精米直後のお米は酸化が始まっていないため、炊き上がりの香りと甘みが格段に異なります。
  • 北海道の気候を活かした保管 — 秋から春にかけて、北海道の自然な冷涼気候が自社倉庫を理想的な低温環境に保ちます。玄米の品質と鮮度を、特別な設備を使わずに維持できる北海道ならではの強みです。
  • 2段階の金属検出 — 袋詰め前と袋詰め後の2回、金属探知機を通過します。異なる工程で2度検査することで、万一の見落としをなくし、安全・安心なお米をお届けします。

精米工程における異物混入対策と品質管理

業務用米に限らず、お米は異物混入の防止が非常に重要です。特に業務用米では、石や金属などの異物混入が発生すると重大な品質事故につながるため、複数の検査工程による安全対策が必要になります。糧とくでは、複数の検査工程を設けることで、安全性の高い製品づくりを行っています。

精米工程では、石や砂などの異物を除去する石抜き工程を2回実施しています。これにより、玄米に混入した比重の重い異物を確実に除去します。

具体的には、このような異物が考えられます。これらは、糧とくで過去あった事例です。当然ですが、すべて検出の上製品への混入を防いでいます。

  • 石・砂
  • フレコンの切れ端
  • 釘・金属片
  • ガラス
  • 麦・着色粒・未熟粒

さらに、色彩選別機を使用し、着色粒・未熟粒・異物を自動的に選別します。

また、精米後には高感度金属探知機による検査を2回実施し、鉄・非鉄金属の混入がないことを確認しています。さらに、最終のクリーンセパレーターにより、製品白米への異物混入の可能性を極小化しています。

このように複数の検査工程を組み合わせることで、異物混入リスクを最小限に抑えた品質管理体制を構築しています。

当社の品質管理体制については会社概要ページでも詳しく紹介しています。

精米工程における品質検査と品質管理体制

精米工程では、安定した品質の業務用米を出荷するために品質検査と品質管理が重要になります。糧とくでは、精米工程の各段階で品質を確認し、安全で安定した品質の業務用米を提供できる体制を整えています。

精米後の製品は、精米状態・異物混入の有無・色彩選別の状態・砕米の状態などを確認し、品質に問題がないことを確認したうえで出荷されます。また、色彩選別機や金属探知機などの設備を組み合わせることで、異物混入のリスクを最小限に抑えています。

精米工程におけるトレーサビリティとロット管理

精米工程では、品質管理と同様にトレーサビリティ(追跡管理)も重要な管理項目です。糧とくでは、玄米の入庫から精米、出荷までの工程においてロット管理を行い、製品の追跡ができる体制を整えています。

玄米は入庫時にロット単位で管理され、精米工程を経て製品として出荷されます。これにより、使用された玄米の産地や入庫ロットを確認することが可能です。また、精米工程や品質検査の履歴も含めて管理することで、万が一問題が発生した場合にも迅速に状況を確認できる体制を整えています。

精米工場の生産能力と供給体制

糧とくの精米工場では、設備と工程管理により安定した供給体制を構築しています。処理能力は最大で1日あたり約24トン程度の精米が可能な体制となっており、精米ライン2系統、精米機3台、色彩選別機3台を配置しています。

製品は主に2kg・4kg・5kg・10kgの白米包装商品や、30kg玄米などの形態で出荷されています。主な供給先は小売店を中心とした販売先となっており、全国への出荷に対応しています。


精米工程に関するよくある質問

受注後精米とは?

受注後精米とは、お客様からご注文をいただいてから精米を開始する方法です。あらかじめ精米してストックするのではなく、注文ごとに必要量を精米することで、精米直後の鮮度をそのままお届けします。精米後のお米は時間とともに酸化が進み、香りと風味が失われていきます。受注後に精米することで、炊き上がりの香りと甘みを最大限に引き出すことができます。

精米工程とは何ですか?

精米工程とは、玄米から糠(ぬか)層を取り除き、白米として食べられる状態に加工する一連の工程のことです。玄米の受け入れから精米、異物除去、品質検査、袋詰め、出荷まで複数の工程を経て、安全で品質の安定した白米が製造されます。

精米工程ではどのような異物が除去されますか?

精米工程では、玄米に混入する可能性のあるさまざまな異物を除去します。主な例としては次のようなものがあります。

  • 石や砂などの比重異物
  • 金属片などの金属異物
  • 着色粒や未熟粒

石抜き機、色彩選別機、金属探知機などの設備を組み合わせることで、異物混入のリスクをできる限り低減しています。

精米工程は家庭用精米と何が違いますか?

家庭用精米機は玄米の糠層を削ることが主な機能ですが、精米工場の精米工程では複数の設備を組み合わせて精米を行います。石抜き機による異物除去・色彩選別機による品質選別・金属探知機による安全確認などの工程を経て、品質管理を行いながら精米されています。

精米後の品質はどのように管理されていますか?

精米工程では、異物除去や選別工程のほか、製品の状態を確認する品質検査を行っています。また、玄米の入庫から出荷までロット管理を行い、トレーサビリティを確保することで品質管理を行っています。

精米工場ではどのくらいの量を精米できますか?

精米工場の生産能力は設備や工程条件によって異なります。糧とくの精米工場では複数の精米設備を備えており、最大で1日あたり約24トン程度の精米が可能な体制となっています。ただし実際の生産量は、玄米の品質や品種、精米歩留まり、製品仕様などによって変動します。


精米工程 全14ステップ

玄米の受け入れから出荷・ライン清掃まで、一貫して自社で管理しています。

STEP
玄米の受け入れ・品質確認

農家から直接仕入れた玄米を受け入れ、品種・産地・水分値・整粒割合などを確認します。この段階での厳格なチェックが、最終製品の品質を決定づけます。北海道の契約農家から産地直仕入れすることで、トレーサビリティを確保しています。

STEP
玄米の保管

受け入れた玄米は、自社倉庫で適切に保管します。北海道では秋から春にかけて外気温が低く、倉庫内が自然な低温環境を維持。玄米の呼吸を抑え、品質と鮮度を保ちます。夏季は必要量のみを精米に回す運用とし、品質管理を徹底しています。

STEP
玄米張り込み

精米工程の開始です。保管していた玄米を計量し、精米ラインに投入します。品種の切り替え時には前工程のラインを清掃してから投入するため、品種の混入は発生しません。

STEP
石抜き(第1回)

振動と気流を利用した石抜き機で、玄米に混入した小石・砂粒・金属片などの異物を取り除きます。精米機を保護するとともに、製品への異物混入リスクを大幅に低減します。

STEP
精米(搗精)

精米機で玄米の表面を削り、白米に仕上げます。削る量(精米歩合)を調整することで、用途に応じた仕上がりに対応しています。精米歩合が高いほど白くなりますが、旨み成分が残る適切な歩合の管理が美味しさの鍵です。

STEP
ロータリーシフター・エレベーター搬送(糠除去・選別)

ロータリーシフター(回転式ふるい機)により、精米後の白米に付着した糠粉を除去し、砕米や規格外粒を分離します。同時にバケットエレベーターで次工程へ搬送します。この工程でお米の見た目と食感が整えられます。

STEP
第1回 金属検出

精米・選別工程を経た白米を、金属探知機に通します。次の色彩選別機を保護するとともに、この段階での早期検出により、製造ライン全体の安全性を高めています。

STEP
石抜き(第2回)

精米工程後に混入する可能性のある小さな石や硬質異物を再度除去します。2回の石抜き工程を設けることで、より高い安全性を担保しています。

STEP
色彩選別

光学センサーを搭載した色彩選別機で、変色粒・着色粒・未熟粒などを1粒単位で検出・除去します。高速カメラとエアジェットによって不良粒を排除し、見た目にも美しい白米に仕上げます。

STEP
クリーンセパレーター

袋詰め工程の前に、最終工程としてクリーンセパレーターによる異物の検出・除去を行います。微細な異物や軽量異物を分離し、製品として出荷される白米の品質を最終確認する工程です。

STEP
計量・袋詰め

白米を計量し、2kg・4kg・5kg・10kgの各サイズに袋詰めします(特殊サイズはご相談ください)。袋には精米年月日を上旬・中旬・下旬の別で記載しており、鮮度の目安としてご活用いただけます。

STEP
第2回 金属検出(袋詰め後)

袋詰め後に再度、金属探知機を通過させます。袋詰め工程で万一混入した金属類も検出でき、出荷前の最終安全確認となります。2段階の金属検出により、安全・安心な製品をお届けします。

STEP
出荷

検査済みの製品を、北海道全域および本州へお届けします。沖縄・離島についても別途ご相談ください。受注後精米のため、搗きたてのお米が最短でお手元に届きます。

STEP
精米ライン清掃

品種を切り替える際には、ラインを徹底的に清掃します。前の品種の残粒が混入しないよう、各設備・搬送路を清掃・確認してから次の品種の精米を開始します。品種の純正性を守るための、欠かせない工程です。


品質管理への取り組み

  • 農家直仕入れによる産地トレーサビリティの確保
  • 原則受注後精米による鮮度管理
  • 北海道の冷涼気候を活かした玄米保管
  • 石抜き工程を2回実施(精米前・精米後)
  • ロータリーシフターによる糠除去・選別
  • 色彩選別機による光学的な不良粒の除去
  • 金属探知機による2段階の安全確認(袋詰め前・後)
  • 品種切り替え時の精米ライン清掃の徹底

業務用米のご相談・サンプルのご依頼

飲食店・食品加工業者・小売業者の皆様からのお問い合わせをお待ちしています。サンプルのご請求、精米歩合のご相談、定期納品のご提案など、お気軽にご連絡ください。

業務用卸売りの詳細は卸売サービスページをご覧ください。お電話でのご相談:011-382-2248(平日 9:00〜17:00)